漆硝子ブランド百色の新しいタンブラーのデザイン。職人による漆塗りの作業工程を可能な限りシンプルにしながらも漆の質感やちょっとした新鮮さがふんだんに感じられるような器をめざしました。
伝統的なぼかし塗りの技法を応用することで、裏地を愉しめる袷の着物のような、異なる印象の内側と外側が襟を通じてグラデーションで繋がったタンブラーができました。底部には金のアクセサリーが隠れており、硝子の壁面に反射してダイナミックに映り込むことで心地良い驚きをもたらします。
同様のぼかし塗りの手法を丸みを帯びた形状の硝子に施すことにより、底部に隠れた金のしべを見つけるのが楽しいユラユラと揺れる愛らしいタンブラーも生まれました。