• photo: 株式会社リビタ
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RAKURO

ロゴデザイン、サイングラフィックデザイン、カードデザイン、パンフレットデザイン

企画・プロデュース:株式会社リビタ
リビタ / 2018

京都市の御所近く、丸太町通に面するオフィスビルをリノベーションした株式会社リビタの新しいシェアホテル、RAKUROのコンセプトは、北欧的心地良さの感じられる空間をベースに、街歩きしながら京都と出会い、深く知っていく旅。ホテルが乱立する京都で今求められているのは、格好良さよりも心地良さではないか…。工業的精度感を求めた通常の2次元的なサインではなく、館内内装で広く使用されている天然素材と調和し、思わず触ってしまいたくなるような、愛着の湧くコミュニケーション媒体としてのサインを生み出せないだろうか、という発想からアイデアを展開した。

洛中の格子状市街地を形成する大小の通りは、車も通れないほど細い路地から小路、大通りへと段階的にスケールが拡大したものであるが、そのフラクタル構造は、糸が束なって紐となり、さらに縄や綱へと形態変化する、日本的なものの成り立ちを連想させる。道のようで糸のようでもある「細く柔らかいもの」でグラフィック全体を構築し、しなやかさと繊細さ、心地良さを共存させることができる世界観の構築を考えた。共用部ピクトグラムには職人の手による京組紐、客室番号には曲げの施された金属線材をサイン化したオブジェクトを設置し、客室誘導サインには、京都の伝統工芸士 高島慎一氏のいっちん技法による手書き文字によって表現するなど、人の手跡が感じられるサインシステムを作り上げた。

館内、印刷物、様々なグッズで使用されるロゴマークにはホテルの持つ様々な背景や価値を濃縮させた。水平と垂直のラインは南北、東西にめぐり交わる京都の大通りや路地を表す。「伝統と最先端」「宮廷文化と庶民文化」「日本と海外」など、 様々な異なるもの同士が掛け(×)合わされて成熟した京都で「地元の人と旅の人」がさらに掛け合わされることで、外周ループ形状が示唆するようなきらりと光る発見、交流、思い出、価値を生み出す場所に。また、上下左右の尖ったループは、「街歩き」を連想させるコンパスを示唆している。

 

≫ RAKURO ウェブサイト

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