WILMO

プロダクトデザイン・プロダクトネーミング・ロゴデザイン

技術開発:早稲田大学 村岡慶裕教授
設計:株式会社ハニカムエンジニアリング
エスケーエレクトロニクス|2016

脳卒中などで片麻痺を患った人の微弱な筋電を検出し、それに比例した電気刺激を与えて随意運動をアシストすることでリハビリの助けとするIVES(アイビス)療法では従来、操作習得に時間が必要な、かさの高い箱型の機器を必要としていました。ケーブルや電極で「繋がれている」という悲壮感漂う印象を与えがちな従来の治療から、希望を持って能動的に取り組めるようなリハビリに変えたい-。プロジェクトが目指したのは、片麻痺の方ご自身による脱着を可能にし、さらに袖の中に納まるほどにウェアラブル化する、というイノベーションでした。どこまでも操作を簡便にすることで心折れずリハビリに毎日挑戦したいと思ってもらうことがデザインの命題だと考えたo-labは、早稲田大学村岡慶裕教授が開発した技術にライフスタイル製品を思わせる軽快な工業デザインを纏わせるだけでなく、ともすれば片麻痺患者にとって困難になりがちな電極位置の調整を限りなく容易にするためのマグネット式ワンタッチ多電極列シートを考案するなど、多面的にユーザビリティの飛躍的な向上に貢献しました。
ユーザーにとってこの機器はどういう価値があるのか?という問いから生まれた、「動かしたい」という意志やリハビリに励むモチベーションなどがインスピレーションとなったWILMO(ウィルモ)という明るいネーミングは、機器の性能や治療法から派生した、無機質な型番号を伴う製品名が多い医療機器の世界でリハビリの新しい時代を感じさせるものとなりました。

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